第3回はPT・OT・STさんの集いを開催しました。
PT 3名、OT 2名、ST 1名、日本各地からご参加いただきました。
PT: 理学療法士
OT: 作業療法士
ST: 言語聴覚士
(どれも国家資格です)
「発達支援、療育ってなに?」「保護者支援ってなに?」
それぞれが日々がんばりっこたちと向き合うなかで感じていること、大事にしていることを互いに出しあいました。
療育は子どものことを中心にしますが、保護者を支えることははずせない。でも現状子どもだけががんばっているのを見受けることがあって、なにを大事にしているのか、ときどきわからなくなる。という、正直なきもちの共有がありました。
「療育にいく」という表現に違和感がある、という意見もでました。
がんばりっこの課題を家族といっしょに育てたことで達成することを大事に思いたいと思うけど、子ども自身が成長したことを保護者と喜びあいたいと思うけれど、うまくお母さんと話ができていないかも、というおはなしに対して、家でやることが療育での活動を活かすためには大事ですよ、家でこうしてくださいね、と伝えているというヒントもありました。
ただの宿題にならないように、ADL(日常生活動作)のなかで反映できるように、こういう遊びができたらいいよね、というかたちで、お伝えできたら、がんばりっこ親もとりくめるかも、というおはなしもありました。
訪問看護をしている方からは、療育を習い事のように感じていて、困り感を感じていない家も多いかも、という視点もいただきました。親として不安な点はたくさんあるけれど、気付いてすべて手を回してしまっていると、意外と困り感がないこともあるそうです。
実際の子どもの生活のなかで、困っていることを出せているかを聞き取ることも大事と伺いました。子ども本人が生活をしやすいようにととのえる、という意味では、「療育=ていねいな子育てだ」と伝えているというおはなしもでました。
家庭でできることに即した提案をして、ご家族に効力感を感じてもらうことも含めて療育であって、母子分離が療育、と言われるのが違和感、というご意見もでました。
同職種での連携って意外と難しい
PT/OT/STが同職種での連携って意外と難しい、ということもでてきました。
それぞれのやり方があるから、つっこまれたくないとなってしまうのは誰しもある気持ち。できればいろんな人にいろんな見方でアドバイスをもらいたい、ということもあるそうです。
以前なら同職種の勉強会などで直接会って話す機会があったけれど、自分から具体的に聞きに行かないとつながれないので、それぞれの工夫を情報共有しました。
集いを終えて
集いを終えてから、スタッフ同士感想を共有しました。
がんばりっこ親が、子どものことを全部説明できるようになる必要はなくて、でも「療育=なにかをできるようにしてもらうところ」でもなくて、やっぱりがんばりっこの集いなどで自分の子どものことを共有しながら、専門職の方ともつながって育てていくって大事、と、改めておしゃべりできた夜でした。(2023年3月16日)
コメント
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[…] 第1回がんばりっこ応援団の集い(新生児科医・小児科医)第2回がんばりっこ応援団の集い(看護師)第3回がんばりっこ応援団の集い(PT/OT/ST) […]