9/4(水) 21:00〜22:00、オンライン開催しました!(参加者9名、スタッフ2名)
今回の応援団の集いもはじめに、スタッフよりがんばりっこの活動紹介をお伝えしました。
その後、参加者の皆さんに自己紹介をしていただいたあと、各自が気になるトピックに入っていきました。
地域も経験も関わり方もさまざま
臨床工学技士(Clinical Engineer:CE)は、メディカルスタッフの一職種で、医療に関する日本の国家資格の一つです。現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。人工呼吸器や人工心肺装置、ペースメーカーなど、命にかかわる医療機器も含め、医療機器がちゃんと動くか、安全に動くかを担当します。
今回は、大学病院や地方の病院で働いている臨床工学技士さん、関東から九州までさまざまなところからの参加。ご経験も、まだ臨床工学技士になりたての方から、10年、20年という方、そして40年!という方までいました。関わり方も、集中治療室から小児病棟、在宅まで、同じ臨床工学技士といってもいろんな働き方がありました。
在宅医療にどのように関わっているか
NICUから退院する際に、看護師や医師から声をかけてもらって患者さんのご家族に教えたり関わりが始まったりする病院もあれば、直接家族には関わらず人工呼吸器のチェックだけをして帰って来るという毎日の業務に疑問を感じていながらうまく入り込めずにいる方も。「患者さんにもよるし、家族の力量も違うし、あまりにもCEが関わりすぎて家族が使わないのではいけないので、家族と一緒にどう使えるのか毎日が試行錯誤」というお話もありました。医療機器そのものについても、設定を医師と議論できる環境で働かれている方もいれば、決まった機器管理の担当になっている現状についてお話される方もいて、それぞれ具体的な関わり方のヒントを見つけていたようでした。
終了後のアンケートより
参加しての感想
- レジェンドたちの臨床工学技士の関わり方を聞けて良かったです。
- 歴が浅い私に対してとてもフランクに接してくださって嬉しかったです。
- 患者さんの退院後にも関わっていきたいという臨床工学技士はたくさんいると思うので、今日の参加者を中心にがんばりっこの周知活動していきたいですね!
心に残っている言葉や想いがあれば聞かせてください。
- 臨床工学技士は機械に強いため、どうしても機械のモニタばかりに目が行きがちです。実践しているつもりではありましたが、再度意識して赤ちゃんを見る、これを明日からも実践したいと思います。
- 臨床工学技士の臨床という部分を大事にするということです。
- 機械の説明は臨床工学技士から聞きたいという患者さんやご家族がいらっしゃるというのは非常に嬉しいことです!どの病院でもそんな存在になれたら嬉しいですね!
- 雑談から生まれるもの、聞けることって案外重要なことだったりするなと思っています。
- 在宅を管理していく中で災害対策として行政との関わりを進めていきたいと思っていて、取り組んでいる施設があったら教えて欲しかったです。行政への医療機器のことの通訳という役割で臨床工学技士は必要ではないかと最近感じています。
今後がんばりっこの活動に期待すること・やってほしいこと
- 第二回臨床工学技士の集いやりたいです!
- より家族に寄り添って、健やかに過ごせる環境をどこでも構築する支援・底上げするような団体になってほしいと感じています。リアル応援団の集いは学会の際とかはあっても面白いかも。
- 御家族同士のつながりは、本当に貴重だと感じています。様々なバックボーンのある人たちとの繋がりはもっと貴重だと思います。
- 地方会みたいなものが出来れば参加したいです。
- 医療機器のこんなところが不便、こんなものあったらいいなといった意見を教えて欲しいです。
これからもがんばりっこの活動として、家族の集いとともに、応援団の集いも継続して開催していきます。代表林としては、さらに多職種連携につながるような集いも開催したいと目論んでいるようです!
応援よろしくお願いいたします。
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