第10回応援団の集い:PT/OT/ST

8/22(木) 20:30〜21:30、オンライン開催しました!(参加者5名、スタッフ2名)
昨年開催したPT/OT/STの応援団の集いは日本各地からの参加者でしたが、今回は東京からの参加5名、お互い顔見知りということで、改めてお互いに聞いてみたいことを聴き合う1時間となりました。

今回の応援団の集いもはじめに、スタッフ林よりがんばりっこの活動紹介をお伝えしました。
その後、参加者の皆さんに自己紹介をしていただいたあと、各自が気になるトピックに入っていきました。

ことばが気になるとのご相談、どうつなぐ?

理学療法士(PT)さんからのお話で、保護者から、「ことばが出てこないのが気になる。」と言われた時に、どのタイミングでどうつなぐ?というお題をいただきました。参加者のみなさんがそれぞれの立場や施設の状況をシェアしながら、適切に評価するために心理士と連携したり、ことばの前に意欲とか土台の部分はできている状態にしてからつなぐ、などのお話がでました。

お母さんたちもなんとなくざっくり把握しているけれど、だれに相談したらいいのかわかっていない、それを同じセラピストとしてできることを整理していく、というお話もでました。たしかに、PT、ST、OTと言われても、保護者からしたら、だれがなにをする人なのか、関わってもらっていてもいまいちピンときませんよね。どういうことをベースに勉強して資格をとられたのかを知ると、少し見えてくるかもしれません。

余談ですが、【ことばのビル】って聞いたことがありますか?【ことばを話す土台】ということばが、この応援団の集いではさらっと出てきていましたが、なんのために療育を受けるのか、この人のセラピーを受けるのか、そんなことが聞けたら、保護者としても安心できるし、どこをゴールにすればいいのか、見えてきやすいです。

保護者支援というけれど

今回の報酬改定でも話題になっている【保護者支援】みなさん悩むところがあるようです。関われる時間が限られるなかで、どこまで、どんなことを、どんなふうに保護者と話したらいいのか、迷っている方もいました。訪問看護ステーションのPTさんからは、親のサポートがメインで、一緒に、こういうふうに発達していくよ、就学も考えながら、いま何をしていこうか、というのをチームでやらせてもらっている、という話も出ました。PTさんがからだに手を触れることでからだの内部の情報を感知して整えることを【ハンドリング】といいますが、がっつりハンドリングするには施設で行った方がいい場合もあり、その場合は心理士や看護師が親のサポートをするところもある、という話にもなりました。答えはないですが、どう工夫したらいいか、お互いのヒントがやりとりされたようで嬉しいです!

終了後のアンケートより

参加しての感想

  • ざっくばらんにお話ができてよかったです。一つのテーマで深く話す、もできたらいいなと思います。
  • 今日は知り合いばっかりだったので残念。
  • 今回は同職種と意見交換しましたが、多職種も交えた意見交換もしたいと感じました。
  • とてもアットホームな感じで話すことができたこと、同じ悩みを抱えている方もいると聞けて嬉しかったです。また、保護者のご意見も伺えたのはとても貴重でした。
  • もう少し大人数でやってみたいです。

心に残っている言葉や想いがあれば聞かせてください。

  • リハビリの「終了も含めてどうかかわるかを初めに伝えておく」こと。太陽ママの「なぜ療育が必要なのか丁寧に説明する」こと。
  • リハビリを卒業するために「将来こうなってほしい。」を子供と保護者と一緒に話し合う大切さに気付いた。
  • 将来こうなったらいいよねということをきちんと保護者の方と共有すること、太陽ママの療育の必要性を説明することは、意識していきたいと思いました。
  • 卒業を見据えた見通しを立てるための工夫の話はどれも参考になりました。

今後がんばりっこの活動に期待すること・やってほしいこと

  • ありがとうございました。応援団の集い、また楽しみにしています。
  • 今回、話題にあがりました乗馬と川遊びが行えるといいなと思いました。
  • もっと応援団増やせるよう、私も声かけます。
  • 高尾山以外の外遊びにチャレンジしてほしい

これからもがんばりっこの活動として、家族の集いとともに、応援団の集いも継続して開催していきます。
応援よろしくお願いいたします。

第1回応援団の集い:新生児科医・小児科医
第2回応援団の集い:看護師
第3回応援団の集い:PT/OT/ST
第4回応援団の集い:新生児科医&小児科医
第5回応援団の集い:NICU看護師長&主任
第6回応援団の集い:保育士&保育補助
第7回応援団の集い:NICU看護師
第8回応援団の集い:心理士・社会福祉士
第9回応援団の集い:看護学校教員
第10回応援団の集い:PT/OT/ST
第11回応援団の集い:臨床工学技士

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