4/27(土) 9:00〜10:00、オンライン開催しました!(参加者5名、スタッフ3名)
今回の応援団の集いもはじめに、林代表より改めてがんばりっこの活動と、「がんばりっこってどんな思いでやってるの?」というあたりを簡単に紹介。
その後、各自自己紹介していただきました。NICU/GCUで少なくとも10年はがんばりっこと関わってくださっている方々なので、自己紹介も具体的でお人柄あふれていました♪
そもそも心理士・社会福祉士とNICU/GCU?
この報告を読んでくださるがんばりっこ家族のなかには、「心理士や社会福祉士ってそもそもなに?」「NICU/GCUと関係あるの?」という方もいらっしゃると思います。実はこれは今回の会でも後半トピックになったくらい、各病院によって関わり方はいろいろです。
今回のおしゃべりの中でもよくでてきたのが「MSW」ということば。
MSWは医療ソーシャルワーカー(Medical Social Worker)という意味で、相談員のなかでも、社会福祉士、精神保健福祉士といった資格をもっていて、NICUでいえば、入院中から退院に向けて、あるいは退院後のフォローアップで、がんばりっこ家族が抱える悩みや問題を見つけ出したり、ほかの医療機関や関係機関との調整や連携をしてくださる人のことです。
といっても、実はこうした資格ができるよりも前からソーシャルワーカーとして病院でがんばりっこ家族に関わり続けてくださっている方も今回参加していました。関わってきた期間や資格はいろいろでも、ソーシャルワーカーとしてどのようにがんばりっこ家族と関わるか、動き方や動くタイミングなど、それぞれが模索していることがシェアできた1時間となりました。
生活のこと、通院のこと、医療費のこと、生活費のこと、各種届など行政のこと、介護のこと、きょうだいのこと、仕事のこと、福祉サービスのこと、訪問看護などの在宅サービスのこと、退院に向けての漠然とした不安・・・がんばりっこ家族は、医療や看護や子育て以外にも、考えなければいけないことがたくさんでてきますよね。
MSWとして、あるいは心理士(臨床心理士・公認心理師)として、どのタイミングで付き添って、あるいは声をかけないでおいて、どの段階でご家族の話を聴く時間をとって、あるいはいろいろな説明をするか、など、それぞれの工夫をざっくばらんに話す時間にもなりました。病院によっては、入院時に問診票(アンケート)を書いてもらって、そこからニーズに応えていく、というところもありました。
また、長く働いていると出てくるのが現場と管理職の課題。「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」ではないですが(古い・・・)会議室などでのカンファレンスに出る時間をとられると、病棟にいく時間が削られるという苦悩も吐露されてました。
終了後のアンケートより
参加しての感想
- 温かい雰囲気で、心理師も知っている方ばかりだったのでほっとしました。職種による違いもあり他施設の話が聞けてよかったです。
- 同じような支援者としてのお話を聞ける貴重な機会となりました。
- 長時間の会議が多い中、1時間に凝縮した話し合いは、とっても有意義でした。今回のテーマや、話し合いのスタイルもスタイリッシュな印象を受けました。
- 時間が足りなかったと思うくらい、心理士さんの色々なお話を聞けて良かった。
心に残っている言葉や想いがあれば聞かせてください。
- 病院によって体制も異なりマンパワーの問題もあると思うのですが、その中でも家族会など新しいことに取り組む姿勢に、私も頑張ろうという気持ちになりました。
- 心理士の方が話されていた、どこまで御家族の希望や思いに寄り添えている(いた)だろう?という言葉は、働いていた時も、仕事を辞めた今も、ずっと自分に問い続けている課題です。
- 悲しみの時間は大切で、無理に前向きになってもらおうとしなくても良いという意見に、専門職として何かしなければいけないと思っていた自分に気付かされた。
今後がんばりっこの活動に期待すること・やってほしいこと
- 多職種連携は院内をイメージしがちですが、がんばりっこからの多職種連携はより広がりを感じ、とても素敵なことだなと思いました。
- 頑張りすぎず、楽しく活動を続けてください。
- 活動を継続していかれることを期待しています。
これからもがんばりっこの活動として、家族の集いとともに、応援団の集いも継続して開催していきます。
応援よろしくお願いいたします。
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