年長さんのママと現役小学生のママたち、数年前に小学校生活に翻弄された経験のあるママなど、5名が顔を合わせて、少人数ならではの話ができました。(2025年6月12日開催)
就学という未知への不安
年長さんのママ。支援級を希望して見学を始めたのですが、知的な遅れが見られない場合には、情緒級よりも普通級在籍で通級を勧められるとの話を耳にしました。発達障害の傾向があるだけでは、支援級に入れないの?
親にとって、就学先や在籍先を決めることは本当に悩むところ。地域の小学校の普通級か支援級か、はたまた普通級在籍で通級指導をうけるか、もう少し支援や介助が必要ならば支援学校を選択して、知的か情緒、病弱、肢体などなど、聞き慣れない言葉も多く、在籍先を決めるのって、本当に難しい。同じ思いを越えてきたママからは、「地域によって対応が違うことも多いから、就学相談などでしっかり希望を伝えて、意見を聞いてみると良いかも」との話が。相談してくれたママさんの話では、支援級の見学に保育園の先生が一緒に行ってくれると聞いて、先輩ママからは「一緒に行ってくれるなんて羨ましい」と本音もポロリ。地域の保育園に通っていて、半数近くは同じ小学校に就学予定だとの事なので、「保育園での子ども達の様子を見る事もヒントになるのでは?」という声もありました。
相談したママの気がかりはもう一つ。「似たようなタイプの子が近くにいると、衝突してしまうので心配です。だったら支援級よりも普通級にした方が良い気もする…。」それを聞いた現役小学支援級のがんばりっこのママからは、「普通級とか支援級とか関係なく、子ども達って意外と柔軟に接する事もあるし、接してみないと分からないし、〝揉まれてなんぼ〟って思いますよ♡」
実はこの”揉まれてなんぼ、と言ってくれたママも、めちゃくちゃ悩んで揺らいだ経験者。そう、皆んな同じ時期には同じ様に悩んできたんです。そして[学校VS親]の戦いにならない方が上手くいく事を、私たちも先輩ママ達から教えてもらい、怒りに支配されないように深呼吸をしながら、少しずつ伝え方を変えていった先に今がある事をお話しました。うなずきながら笑顔になってくれたママ。これからの話し合い、深呼吸しながら頑張ってくださいね❣️
「モヤモヤしたら、集いで吐き出しましょう!」という言葉に頷いてくれたママさん、また会える日を楽しみにしています。
小学校生活最後の思い出づくり
支援級の6年生になり、交流クラスの子たちに「修学旅行って一緒に行けるの?」って聞かれたのが、めちゃくちゃ嬉しかったんです。これまで日帰りや近距離で一泊の体験行事には参加してきたのですが、宿泊となると、担任の先生に肢体不自由児の風呂や夜間の体位変換の介助は難しそうなので、子どもの思い出作りの為に、お手伝いしてもいいかな…と11月に向け、担任と話をしました。
問題は、宿泊の手配と全額実費になりそうな話の流れ。「全部親がやるもんなのかな?」とモヤモヤ。
これまで支援級に、ほとんどに介助が必要な子どもがいなかったので、学校も親も分からない事だらけ。ならばひとつずつ話し合って前進するしかない!という事で、「介助を行う為に近い部屋を探してもらえると助かります。」というところからスタートしてみます。と話してくれました。
小学校って
学習をする場でもあるけど、家族では経験できない集団ならではの体験ができる場所でもある。色んな価値観が入り混じる集団生活では、こちらの思い通りにならない事も多くありますよね。さらに。親や大人の「良かれと思って」を、子どもは望んでない場合もある。
最初から正解が分かれば良いけど、なかなかわが子の正解なんて分からないから、先輩ママも言っていたように、楽しく学校に行ってることが大事で、それがその子の正解なんだと思えました。
参加者の声
➡︎いつもより少人数だったので色々話が出来て良かったし、入学前や低学年の時は不安が多かったけど、高学年になると気持ちの余裕が出てるのにも気づきました。
➡︎現役小学生ママや小学校経験者の方々のお話やその時どう感じたか等を伺えてよかったです。
➡︎子供同士ぶつかることがあっても、学年が上がるとお互い成長して、トラブルが減ると聞き、目からウロコでした。保育園児の揉め事を見てると、レベルが低すぎて、我が子が今後成長することを忘れ、小学校行ってもずっとこんな感じかと想像して1人悩んでました。
インスタLiveで太陽ママも言ってましたよね。小学校の次は中学校、その先は高校と、集団生活はこの先も続きます。家と学校以外にも好きな事や居場所が有れば、何がなんでも学校生活を上手くいかさなきゃって、やっきにならずにすむかもしれませんね。
少し前を歩くママたちも、自分の成長に気付ける時間となりました。また次の集いでお会いしましょう♪
【小学校生活…ぶっちゃけたい】スタッフ
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