【NT】助産師38年の想いと“おっぱい育児” 開催しました。

ゲストスピーカーの体験談や想いを聞くことができ、毎回好評の【NT:ノンフィクショントーク】
がんばりっこ家族、医療従事者などの応援団、12名の方々と温かい時間を過ごしました。
(2024年9月20日開催) 

第11回ゲストスピーカー

産後ケア施設でお母さんに寄り添う、助産師歴38年の本田さん

・助産師になって想うこと
・おっぱい育児とは
・母子関係に想うこと
・目指したい理想

お母さんの温かい懐での赤ちゃんとのスキンシップが、赤ちゃんの心の充電になり、
母子の強い絆になっていく…

お母さんに寄り添ってきたからこその想いを
お話ししてくださいました。

集い後半では、
今まさに母乳育児で悩んでいるママとの心温まる交流もありました。

ダイジェスト版(約1時間を約6分に編集)が
最後にありますのでご覧ください。

参加者の感想

熱い感想をいただきました。ほんの少しですが、一部抜粋して紹介します。

・産後ケア事業、産後ケアホテルなどに関して、本田さんが話していたこと全てに賛同!わたしもそう思っています。疲れを癒やすことは大切だし、まずはお母さんの基本的欲求を満たしてあげないと子どもに目が向かないのは分かる。でも離ればなれにしちゃったら根本的な解決にはならないです。片方の支援に偏らずに、家族を1つのユニットとして支援していくことが大切と思っています。そのためにNICUに入院中にできること、地域にうまくつなぐこと、もっともっと勉強していきたいと思っています。

・母乳なのかミルクなのかよりも、スキンシップを沢山取ることが大切だということ、母乳をあげたいという思いは決して自分勝手なエゴではないという言葉が印象に残りました。

・自分も助産師なのですが、仕事復帰を考えている母親や、夜間眠れないというお母さんには寝る前に少しミルク飲ませて少し休んでみたら、と安易にアドバイスをしてしまっていました。目先の大変さを回避するのではなく、根っこを育てる大事な時期で花が咲くために手をかけたほうがいい、という伝え方が素敵だと思いました。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

・私は子供のそもそもの嚥下の問題もあり、結局直乳は一回もできず。Nの期間6ケ月、退院後も3か月9か月間を搾乳&経管栄養で行いました。もし入院中嚥下が苦手だからこそ、もう少し練習の機会があったら、もしかしたら息子も口から飲めるようになってくれたんじゃないかと、その大事な時期に口から食べる刺激がなかったこそ口が過敏になりどんどん嚥下障害が続いてしまう影響になっているんじゃないか思う気持ちもあります(授乳練習やりましょうっと言いつつ結局は退院直前1回のみで、やっぱり誤嚥が少しあるからで終わってしまいました)。医療的ケアの必要な赤ちゃんへのおっぱい育児…ママや寂しい思いにつながりがちな赤ちゃんたちもみんなハッピーになれるいい医学が発達できたらいいな~とふっと思いました。

・おっぱい育児のお話を聞き、自分が今まで悩みながらやってきたことは間違いではなかったのかもと、心が軽くなりました。産前は母乳=大変というイメージが強く、授乳がこんなに幸せなものだとは知りませんでした。自分が出産して感じたのは、母乳に関する継続的な支援が得づらいということです。産後1か月検診が終わると産科とのつながりも切れ、支援を受けたいと思ったら新たな助産院を1から探さなくてはいけない状況でした。また搾乳で母乳量をどう維持すればいいのかという情報も得づらかったため、本田さんが取り組まれているような継続的な支援がもっと広がって、すべてのお母さんが正しい情報を知ったうえでおっぱい育児に取り組めるようになるといいなと感じました。産院での豪華な食事やエステ、早期の母子分離といった現代の流れが、必ずしも赤ちゃんとお母さんにとっていい流れではないというお話にも深く頷きました。 お話を聞くことができて本当によかったです。ありがとうございました。明日からもたくさん子供を抱っこして、触れ合って、子育てを楽しみたいと思います。

ノンフィクショントーク ダイジェスト版

~【ノンフィクショントーク】スタッフ~

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