がんばりっこ✖️自治医科大学附属さいたま医療センター
自治医科大学附属さいたま医療センターNICUスタッフのみなさんと、がんばりっこ親7名で、オンライン(Zoom)開催しました。(2023年7月)
少しでもがんばりっこ親の声を直接届けることで、いまNICUにいる赤ちゃんたちとその保護者の為になるならと、たくさんのがんばりっこ親が日本各地から参加してくれました。ありがとうございます!!
NICUスタッフからの質問
1時間という時間制限のある中で、有意義な時間にするため、事前にNICUスタッフのみなさんから聞きたいことを集めました。トークセッション開催日2週間前には、以下のようなたくさんの率直なご質問をいただきました!NICUスタッフのみなさんの普段感じていること、迷っていることがたくさん詰まっていて、がんばりっこ(未熟児・病児・障害児・お空っこ)への温かさをすでに感じました♪
- NICU・GCUに入院中、特に大変だと思ったことは何ですか。
- がんばりっこに登録したきっかけは何ですか。
- がんばりっこに登録して良かったことは何ですか。
- 児に対するタッチングやケアを看護師から促され、負担やプレッシャーを感じたことはありますか。また、入院中に実施したかったこと、逆に実施したくなかったことはありますか。
- NICUでの面会でスタッフに言われて嬉しかったこと、傷ついたことはありますか。
- 初めての面会で「おめでとうございます。」と言う声掛けが正しいのか、後から振り返ってみてその言葉が大切だったと思えるのでしょうか。
いただいた質問を整理して、参加するがんばりっこ親から事前にお答えアンケートをとり、当日は各質問に2人がお答えする形で、会がスタートしました。
NICUにいる我が子の沐浴のしかたに自信を失ったときの話、授乳やタッチケアへの不安や怖さ、NICUでわからないことを聞くに聞けない状況だったこと、またNICUの看護師さんにかけられて嬉しかった言葉など、実際にNICUにいたからこそのエピソードがたくさん出てきました。
普段聞けない素直な気持ちを聞いてみたい、というNICUスタッフのみなさんに、がんばりっこ親がドキドキしながら、時には思い出して涙ぐみながらも、思っていたこと、感じていることをオンラインでしたが共有できました。
終了後アンケートへの感想
NICUスタッフ
- 現場では聞けない本音を知ることができ、勉強になりました。
- 何気ない自分の一言でご家族を不安にさせてしまうことを改めて感じました。よかれと思って言ったことが、人によっては受け取り方に違いあることも学び、NICUで働く看護師としてもう一度自分の言動を意識しようと思いました。
- 看護師として家族の心の支えとなれるように寄り添った看護をしていきたいと思いました。
がんばりっこ家族
- 耳を傾けてくださる医療従事者の方がいて下さって嬉しかったです
- 他のお母さんの気持ちを聞けて、共感する事ばかり、こういった場所は大切だなぁと思いました
など、ただ単に「患者家族の声を聴く」ということだけではない意味が、トークセッションにはあると改めて思いました。
がんばりっこだからできること、これからも継続していきます。
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