今回は、NICUを経験したママ6名と応援団3名の9名で集まり、「NICU/GCU入院中・卒業後の暮らし」をテーマに話しました。それぞれの記憶には、泣きたくなるような瞬間も、
今だから笑って話せる思い出もありました。(2025年11月26日開催)
あの頃の自分を思い出して
簡単な自己紹介をしながら「NICUと言えば思い出す事」を話しました
- NICU入院中はひたすら泣いていた
- 何をどうすればいいのか分からなかった
- 母乳を搾って運ぶのが大変で、体も心もくたくただった
- 緊張して怖かった
- 小さな体を見て、不安でたまらなかった
- 「障害」という言葉にどう向き合えばいいのか分からず戸惑っていた
他のお母さんに声をかける勇気が出なかったけれど、“みんなはどんな悩みを抱えているのかな…”と気になっていた、そんな声も聞かれました。
あの時の不安と決断
NICUでは、急な出来事の連続で、輸血、今後の治療方針、さまざまな書類へのサインなど、ひとつひとつの決断が重くのしかかってきました。
「医師からの説明はネガティブな話の方が多くあるので、説明を聞くたびにドキドキしていました」
「病院から電話があると心臓がバクバク。でも内容は次回の面会時間の確認でホッとしたり…」
あの頃は必死すぎて笑う余裕なんてなかったけれど、今だからこそ共感し合える話がたくさんありました。
そして、どうしても自分を責めてしまう気持ちになりやすい時期でもあり、色んなモヤモヤな気持ちを、心の中にしまいこんでいたり…の経験も皆さん共感し合いました。
そんな中、「不安や不満など、今なら言える」「一人で抱えず、その時に話せる場所があればよかったな」 そんな当時を振り返る声も聞かれました。
参加者の声
参加者の皆さんより「Nの頃の記憶忘れちゃった!と思ったけど、初心を思い出すきっかけになった」「赤ちゃんは普通に元気に生まれてくるものと信じ込んでいましたが、命って当たり前じゃないんだと思った」「自責の念は、ずっとある」「人と比べない!できることになったことに目を向ける」などその時の思いやこれからに向けての感想を聞けたり、
応援団からは「N出身家族の声を知り、今後の看護に活かして行きたい」「病院からの説明に関するエピソードがたくさんあり、今後の業務へフィードバックして行きたい」と感想を聞くことができました。
NICUで過ごす時間は、本当に長く感じます。でも “がんばったあの日の自分を、褒めてあげたい”そう思える日が、来ますように。
【NICU/GCU入院中・卒業後の暮らし】スタッフ





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