初開催!【がんばりっこの集いin札幌】開催しました!

2025年10月19日(日)、ついに北海道で「がんばりっこの集い」を開催しました!
参加者は、がんばりっこ家族9家族・応援団2人の計21名。

NICU入院中、退院して間もない、成人を超えた家族、車で1時間半運転頑張って来てくれたママ、お仕事終わりに駆けつけてくれた方も。それぞれの想いを抱えながら、「行ってみよう」と一歩踏み出してくれたことが、何より嬉しかったです。

はじめましてのはずなのに、はじめましてじゃない空気

みんなで輪になって自己紹介。
「住んでるとこ近い!」「同じ病院!」「年齢も近い〜!」あちこちからそんな声が飛び交って、自然と笑顔があふれました。

小さく生まれた子、病気や障がいのある子、お空へ旅立った子。背景はそれぞれ違っても、「がんばりっこ」という言葉でつながる安心感が、場の空気をやさしく包んでくれました。

みんなから出た話題たち

🟢 将来への不安
就労、自立、親亡き後…。
「できないことはない」「親が頑張りすぎないことも大事」「きっかけづくりって大切」
そんな声が出る一方で、「がんばりっこに産んでしまったって思っちゃうこともある」と涙をこらえるママも。
言葉にすることで、心が少し軽くなる時間になりました。

🟢 モヤモヤしたとき、誰を頼ってる?
訪問看護、放デー、担当医、がんばりっこのママ友。誰かに話せることの大切さをみんなで感じつつ、「飲み込んじゃう」「誰にも言えない」という声にも、うんうんと頷く空気がありました。

🟢 仕事との両立
「復帰した途端に半年の入院」
「保育園に入れず退職」
リアルな声がたくさん出てきました。
それぞれの家庭が、生活や子どもの状況に合わせて“いまの最善”を選び取っている。その姿がとても印象的でした。

🟢 学校どうなる?(通常級・支援級・支援学校)
「きょうだい3人での運動会が見たいから、支援学級で」
「通常級か支援級がよかったのに、支援学校をすすめられて腹が立った」
それぞれの“今の気持ち”を素直に話せる時間になりました。

みんなで輪になって、お互いの考えや経験を聞きながら、「うんうん」とうなずいたり、「そういう見方もあるんだね」と受け止め合ったり。安心して本音を出せる雰囲気が、とてもあたたかかったです。

参加者の声

  • 病気や障がいが違うからこそ話しやすかった
  • 病院の先生が来てるなんてすごい!
  • 医療者にすすめられて、安心して参加できた
  • 話せる相手がいなかったから嬉しかった
  • 出会いって、あたたかいんだなって思えた

北海道の空の下で、つながった想い

リアルでもオンラインでもそうですが、今回も感じたのは「地域差」。札幌の方が多かったけれど、同じ北海道の中でも、サポートや情報に差がある現実。

“親同士のつながり”だけに頼らず、誰もが平等に、必要な情報にアクセスできるようにしていかなきゃ!そんな思いを強くしました。

「次はいつ開催ですか?」
終わった瞬間にそう声をかけてもらえたのが、何より嬉しかったです。


今回の開催は、札幌医科大学・坂井先生のご尽力あってこそ。

先生から、「家族が心地よさそうにしていたのが印象的でした。家族の集いに医療者も顔を出すことが大事だと思いました。」と、あたたかい言葉をいただきました。


北海道初開催、たくさんの出会いと気づきに包まれた時間でした。これからも、がんばりっこ家族が安心して集まれる場所を、全国に少しずつ増やしていけたらと思います。

次はあなたの町で、お会いできますように🌞

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集いの2日前、札幌医科大学で「がんばりっこの家族支援」についてお話しさせていただきました。現場で支える医療者の皆さんと、同じ目線で語り合える時間になりました。

👉 当日の様子はこちら

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