ゲストスピーカーの体験談や想いを聞くことができ、毎回好評の【NT:ノンフィクショントーク】
がんばりっこ家族、医療従事者などの応援団、9名の方々と温かい時間を過ごしました。
(2024年12月13日開催)
第12回ゲストスピーカー
フリーランスの理学療法士 中原さんは、社会人経験を経て理学療法士になられました。
出産を機に非常勤として療育施設に勤務する傍ら、子ども家庭支援センターや子育て支援施設で
子どもの成長発達に関する親子講座を開催。
一般社団法人sodatsu-coを立ち上げ、親子の不安解消となるよう活動をされています。
・理学療法士って何する人?
・どんな相談ができるの?
・今、情熱を注いでいること
・お悩みへのアドバイス
成長に伴い体に合わなくなった装具の調整も業者さんと協同で、
ユーザーに寄り添った細やかに対応したり、
中原さんの理学療法士としての想いが伝わってくるエピソード満載でした。
心配はため込まないで話してみよう
集い後半では、
今まさに装具や療育で悩んでいるママたちからの相談にお応えいただきました。
・運動面の療育は、効果がすぐに目に見えてわかるわけではないので、どのような心構えでいたらいいか…
また、保育園に通い始めたが、思ったより運動量が少なく、療育に影響がありそうで不安
⇒つらい訓練ではなく、その子が楽しめる活動・遊びに導く、加配の保育士さんへの具体的なお願い内容を
アドバイスもらいました。
・通っている小児整形外科で年1回くらいのペースでインソールを作り直してきたが、
最近、インソールを作り直したかったら作ってもいいし、作り直さずいったん外して様子を見てもいい、
と言われ「どう解釈したらいいの?」とモヤモヤ
⇒症状も聞きつつ、インソールのメリット・使い時や”屋内では裸足で活動する”など、
日頃の生活の中でできることを教えてもらいました。
・脳性麻痺で歩行に不安がある支援級に通う中学生。PT/OTも卒業になってしまい、
体のメンテナンスについて相談したいが、どこにお願いしたらいい?
⇒体育の時間にお願いしたいことを先生に相談したり、
医療保険が使える訪問リハビリテーションへの相談、家庭で購入できる運動器具など。
支援学級に通う中高生の支援の少なさ、という課題もあることが分かりました。
病院からの卒業の際に、理学療法士から丁寧な説明があれば、
きっとママたちの不安は少し減るんじゃないか、という中原さんの想いもお聞きできました。
ダイジェスト版(前半30分を約4分に編集)が
最後にありますのでご覧ください。
参加者の感想
たくさん感想をいただきましたので、一部抜粋して紹介します。
・今まで抱えてきたモヤモヤを質問できると思っていなかったので、
どうすることもできなかった想いに対して、大変わかりやすく、
そして優しくご教示いただき、大変ありがたかったです。
・こんな気持ちうちだけじゃなかったのか…と毎度発見、ちょっと安心です。
・理学療法士さんのお仕事はこんなことをやっているのかと
理解できてとても良かったです。
・リハビリが”卒業”になったことを、社会の中で自分たちでできることをやっていく、
と前向きにとらえるのは素敵だな、と思いました。
・装具を作って終わりではなく、あっているか、効果はどうかをきちんとみてくださる
理学療法士さんに出会いたかったです。
・療育の前の少し心配な事がある時にすぐ相談できる場所がもっと増えてほしいと思いました。
ノンフィクショントーク ダイジェスト版
~【ノンフィクショントーク】スタッフ~
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