【みんこど妖怪写真展 神奈川in開成町】集い開催しました。

神奈川県の西に位置する小さな小さな町で、『みんこど妖怪写真展 神奈川in開成町』が開催されました。
70名近い方々に写真展を見ていただき、子育て妖怪について語り合う事ができ、集いでは新しい出会いがありました。(2024年6月29日開催)

それは悪いことですか?

妖怪石拾いの前でじっと見ている方から
「子どもが転ばないように、石をどける。それは悪い事ですか?」
淡々と、しかし穏やかな話し方で質問をされました。
「どう思われますか?」
とこちらからもお聞きしたところ
「あなたは?」
と返されたので、
「子どもを育てる中で〝良かれと思って〟は皆さん経験があると思います。が、子どもが体験できる機会を奪ってしまうほどやり過ぎてしまった…という反省が込められた、私に取り憑いた妖怪です」
するとこちらを見て、ニコッとされ
「ちょっと小石をどかすくらいは、みんなやってしまいますからね、加減ですよね。皆さん間違えやすい。どんなお子さんにも大切ですよね加減は。なるほど、そういう写真展なんですね。おもしろい」
と、他の写真も一つ一つ丁寧にご覧いただき、
「人間らしい写真展ですね、ありがとう」
と帰られました。たまたま古民家を見に来た観光客の方と、素敵で大切なやり取りをさせていただきました。

こちらに取り憑くんですね

「子どもに取り憑く妖怪じゃなくて、子育てしている人に取り憑く妖怪だったんですねー」
と見ていた若いママは、『妖怪写真展』のチラシを目にして、おばあちゃんを誘ってきたそうです。
おばあちゃんはがんばりっこの写真を見ては
「お母さん達、偉いわ」
と繰り返し、妖怪の紹介文を読んで
「こんな風に思えたら、もっと楽だったと思うわ。母親なんだからどうにかしなきゃって、(娘を見て)あなた達は病気や障がいも無く、幸せだったのよ、でも苦しかった」
と、自身の子育てを思い出されていました。
「時代が違うって言われるから、娘の子育てに口出ししないようにしてるけど、子育て妖怪を見つけたら娘に教えてあげようかしら」
肩をすくめペロっと舌を出す姿を見て
「新しい妖怪を見つけたら、ぜひ私たちにも教えてください」
とお見送りしました。

妖怪みーつけた♡

高校生がんばりっこ同士でお喋りしていると、心配でついつい近くで見守ってしまう1人のママが。これも妖怪の仕業では?と気がつき、いつも後ろから見守り心配する姿に〝妖怪守護霊〟と命名してみました。
みんなで妖怪に気づけた瞬間から、ママは妖怪を振り払い、心配だけど離れてみました。すると、がんばりっこやきょうだいっこは何やら楽しそうにやり取りをして、「またね」と自分から言葉を交わすまでに。

妖怪を見つけられたら、みんなで取り憑かれないように注意し合えばいいのかって実感。それに、妖怪に名前を付けるのも楽しく、最初は悩みを話していたはずが、自然と笑顔になっていました。

他にも会場のあちこちから、「分かるわ〜」「あー、やってました私も」という声が聞こえてくるたびに、がんばりっこ家族とそうじゃない家族の垣根が外れていることが感じられ、嬉しかったです。

新しい出会いがここに

県外から、開成町に来てくださったご家族。「リアルでは初めまして〜」と、笑い合えたり、がんばりっこのブログを見続けていたママが、勇気を出して太陽ママに会いに来てくれたり。
仕事の合間に駆け付けてくれた、お空っこのママも、お会いできて嬉しかったです。

集いの中で、パパから皆さんに、今望む夢や希望は?との問いかけがありました。
その答えは、パパの想像を遥かに超える質と量になり、皆さんの中にあるエネルギーを感じました。
共通していたのは、がんばりっこが生きやすい未来を目指す思い。状況や年齢は関係なく、共感できるものばかりでした。

開成町の集いに参加された2組のご家族が、がんばりっこへ登録されました。
新しい扉を開けた先に、がんばりっことそのご家族の笑顔が増えますように…。

【みんこど妖怪写真展 神奈川in開成町】スタッフ

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